二人の選択 – ヘッドマッサージサロン開業への道
2025年02月08日 10時28分
頭ほぐし専門店atamaオーナーブログをご覧いただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門家の江口です。
今回は、ヘッドマッサージの技術を学び、サロン開業を夢見る二人の女性――翔子と美咲の物語です。
どうぞ、お読みください。
第1章:講座を終えた二人
春の柔らかな陽射しが差し込む教室。ヘッドマッサージ資格講座の最終日、板倉翔子(いたくら・しょうこ)と菅原美咲(すがわら・みさき)は、静かに座って講師の話を聞いていた。
「皆さん、これからが本当のスタートです。技術だけでなく、サロン開業には学び続ける姿勢が大切ですよ。」
講師の言葉に、翔子は大きく頷いた。
リラクゼーションスクールに通うのは初めてだったが、ヘッドマッサージの技術を学ぶのが楽しくて仕方なかった。
授業を通じて、このヘッドマッサージが本物であると身をもって感じることができた。
そして、手の感覚が研ぎ澄まされていくのを実感していたし、「これなら、お客様に喜んでもらえる!」という自信も芽生えていた。
ヘッドマッサージの理論から納得して学べたのも大きかった。
そして何より、これから自分のサロンを開業することを想像すると、ワクワクが止まらなかった。
「どんなサロンにしよう?」「どんなお客様と出会えるんだろう?」そんな期待で胸が膨らんでいた。
だからこそ、卒業後もさらに技術を深めたいと思い、スクールの技術練習会に参加することを決めていた。
一方、美咲は少し不安そうに指を絡ませていた。
彼女もサロンを開くことを夢見ていたが、資格試験には申し込んでいなかった。
「試験に落ちたらどうしよう……」「自分は本当にこの道でやっていけるのかな……」そんな思いが胸に渦巻いていたからだ。
第2章:卒後の異なる歩み
卒業後、翔子はスクールの技術練習会に参加した。そこでは、講師がヘッドマッサージ施術の細かいポイントを指導してくれたり、他の卒業生と意見を交換したりすることができた。
翔子は「なるほど、こういう工夫をすればもっと気持ちいい施術になるんだ!」と、新たな発見を重ねながら技術を磨いていった。
何度か練習を重ねるうちに、手の動きがより滑らかになり、施術の流れも自然と体に馴染んでいった。
「よし、これなら大丈夫!」と自信を持った翔子は、ついに資格試験に挑戦し、見事合格を果たした。
一方、美咲は資格試験に申し込まないまま、ただ日々を過ごしていた。試験だけでなく、スクールの技術練習会にも参加しなかった。
代わりに、インスタグラムで人気のヘッドスパサロンをフォローし、素敵な施術ルームやおしゃれな店内写真を眺める日々。
「私もこんなサロンを開きたい……」そう思うものの、行動には移せなかった。
「まだ自信がないし……もっと準備ができてからでも遅くないよね。」そう自分に言い聞かせていた。
第3章:サロン開業の現実
翔子は資格試験に合格したことで、さらに前へ進む自信を得た。サロン開業に向けてヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)業界の市場調査として、競合となる店のサービスや価格帯を研究しながら、自分のサロンのコンセプトを練った。
また、スクールの講師が開催する「ヘッドマッサージサロン開業相談会」にも参加し、開業に必要な届け出や集客のポイントを学んだ。
ある日、美咲と久しぶりに会うことになった。
「翔子、すごいね!資格試験も受かったんでしょ?」
「うん!練習会で技術をしっかり身につけたら自信がついたよ。今はサロンの準備を進めてる!」
「私、まだ試験受けてなくて……スクールの練習会にも行ってないの……。」
「そっか……でも、美咲も本気で開業したいなら、一歩踏み出したほうがいいと思うよ!相談会に行ってみるのもいいし、まずは試験にチャレンジしてみたら?」
「うーん……でも、まだ準備不足な気がして……。」
「私も最初はそう思ってた。でもね、行動しなきゃ何も変わらないんだよ。」
翔子の言葉に、美咲は少し心を揺さぶられた。「私も何かしなきゃ……」
第4章:新たな一歩。ヘッドセラピストになる!
その後も翔子は行動を続け、ついに理想のテナントを見つけた。サロン開業準備を進めながら、SNSを活用して情報発信を始め、少しずつ集客の準備も整えていった。
美咲は、相変わらずインスタを眺める日々だったが、翔子の活躍を見て焦りを感じ始めていた。
「このまま何もしなかったら、私はずっと夢を見ているだけになってしまうかも……。」
そして、美咲はようやく一歩を踏み出す決意をした。
「ヘッドセラピストになりたい!まずは、資格試験の申し込みをしよう!」
技術練習会に参加してみることにしたのだった。
第5章:未来へ
数カ月後、翔子のサロンは無事にオープン。社交的な人柄もあってか、地域のお客様から愛されるサロンとなり、予約も徐々に増えていった。
一方、美咲も資格試験に合格し、サロン開業に向けた準備を本格的に進め始めた。
最初は自信がなかったが、技術を磨くことで少しずつ前向きになれた。
「翔子みたいに最初から行動できなかったけど、今からでも遅くないよね。」
美咲は、そう思えるようになっていた。
「行動することで、未来は変えられる。」
二人は、それぞれのペースで夢に向かって進んでいた。
あとがき
同じスクールを卒業しながらも、彼女たちの歩みはまったく異なるものとなりました。
技術練習会に参加し、自信をつけてから資格試験に挑んだ翔子は、着実に前進し、開業準備を進めます。
一方、美咲は「まだ自信がない」と行動をためらいながら、SNSで成功者を眺める日々。
夢を現実に変えるために必要なのは、ほんの一歩を踏み出す勇気。
この物語は、ヘッドマッサージサロン開業を目指す二人の対照的な選択を描きながら、「行動することの大切さ」を問いかけています。
未来を変えるのは、あなたの“選択”次第です。
さあ、一歩踏み出してみませんか?
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このブログの作成者
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
頭ほぐし専門店atama代表
江口 征次
Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
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