自分らしくいられる空間での施術
2019年06月30日 10時11分
講座中に
おっ!と思った言葉です。
『お客様を施術して疲れる!!』
以前、オキシトシンの話を書いて、
良い施術をしていると、
セラピストさんも疲れるどころか、元気になるとお話をしました。
ここで、
一つ補足です。
「セラピスト自身が心地よい場所(思い・状態)でなくてはいけない」
これが抜けてました。
場所というか、セラピストが心地よくできる場所
つまり、
セラピスト自信が落ち着きリラックスできている状態であることです。
個人レッスンの講座の日のお話です。
その日、お手伝いに来て下さったS様は、
自宅サロンと
週に何回か出張で別の場所で施術をしているそうです。
講座中にオキシトシンの話を私がしていました。
「心地よいタッチだけでなく、
いい香りだなぁ♪
心地よい音楽♪
落ち着く部屋♪
と、特に触れなくても心地よいと思ったときに、オキシトシンは分泌されます。
だから、お部屋作りやコンセプトも大切だと思います」と。
すると
その話をしていた横で、S様が、
「だから私、疲れるんだ!!」と。
「施術をしていて、肩がガチガチになったり、なんだか終わった後もどっと疲れます」と続けました。
私は、
肩に力が入ってたり、姿勢のせいではないかと思ったのですが、
詳しくお話を伺ったら、
彼女は続けました。
「自宅で施術をしているときは感じないのですが、出張先で施術をすると疲れがすごいんです。なにが違うのか・・・今の話で良く分かりました。
癒やしの音楽もない。アロマもない。時間を気にしている。
慣れないベッドで色々考えてしまうんです。
出張先では施術している私自身がリラックス出来てないんです。だから余計疲れるんですね。」
彼女は受講生に言いました。
「自分の好きな空間を作って、好きな香りや音楽の中で、心地よく施術をできる環境を作ってくださいね」
と。
これはセラピスト自身のあり方の参考になるお話だなぁと思いシェアさせていただきました。
セラピストは技術だけではないです。
私はセラピストの呼吸は大切ですとお伝えしてます。
セラピストの呼吸が乱れていたり、止めていたりすると力が入るからです。
私はヘッドの練習を受けていて分かります。
手が震えていたら、呼吸を止めているか、体をうまく使えずに手の力だけでやっていると思います。
例えば、
「息とめてませんか?」
「呼吸して、吐きながらやってみて下さい」
「肩の力抜いて下さい」
「肘はってませんか?」
「椅子の位置遠くないですか?」
「指先しか動いてないですよ」
すると、
「先生、何で見ないでもわかるんですか?」と。
それだけお客様にも伝わっているということです。
呼吸だけでも、受けているほうの感じ方は違います。
これは私の実体験です。
それも敏感な頭に触れているわけですから、
セラピストの心の安定は不可欠だと思います。
自分がリラックスしてこそ、相手を癒せると思います。
それが出来てこそ、
お客様は安心して、
またこの人にお任せしたいと思うのでしょう。
同じ施術をしていても、
セラピスト自分自身の心のあり方で、
呼吸が乱れたり、
リラックスできないで施術をしているので、
自分も疲れてしまうし、
もしかしたら、お客様もそれが伝わっているかもしれませんね。
どんな場所でも落ち着いてできたら一番良いのですが。
環境も大切ですね。
最後に、
セロトニン道場でアロマの講義をうけたときのお話です。
セラピストが嗅ぐアロマの香りで施術が変わるというお話を伺いました。
それだけ、セラピストのちょっとした気持ちの変化で施術がかわるということですね。
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
大八木さとこ
癒しを科学するセロトニン・オキシトシン講座
セロトニン・オキシトシン講座の感想
スキルアップ・ブラッシュアップ講座
頭ほぐし専門店atama東京新橋店