「首コリめまい」とヘッドマッサージ
2025年06月26日 8時57分
頭ほぐし専門店atamaオーナーブログをご覧いただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門家の江口です。
「めまいはあるのに病院では異常なし」
「薬を飲んでも改善しない」
ヘッドマッサージ専門店をご利用いただくお客様から、こうしたお悩みの声を聞くことが増えてきました。
実はその背景には「首こり」が関係している可能性があります。
最近では、首の筋肉の緊張や血流の滞りがめまいの原因になりうるとされる「首コリめまい(頚性めまい)」に注目が集まっています。
日本自律神経学会などの報告によれば、めまい患者の約80〜90%に首こりの症状が見られるとされ(※1)、首の回転やうつむく動作、朝の起き上がりなどをきっかけに症状が現れるケースも多いのです。
とくに胸鎖乳突筋や後頭下筋群といった首周辺の筋肉の緊張は、脳への血流や自律神経に影響を与えやすい部位です。
長時間のスマートフォン操作やデスクワークによって姿勢が崩れ、首まわりに負担がかかりやすい現代では、若年層にも「首コリめまい(頚性めまい)」が増えていると言われています(※2)。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)は、こうした首や肩の筋肉に対して優しくかつ効果的にアプローチできるリラクゼーション法のひとつです。
とくに仰向けで行う首の施術は、利用者の体重を利用して過剰な圧をかけずに筋肉をゆるめられるため、安全性が高く、多くの専門スクールでも採用されています。
また、肩甲骨はがしなど上半身全体の筋肉へのアプローチを組み合わせることで、首こりだけでなく、肩こり・姿勢のゆがみの改善にもつながり、結果的に「めまい」「頭痛」「睡眠の質の低下」といった不定愁訴の緩和が期待されます。
もちろん、すべてのめまいが首のこりに起因するわけではありません。
耳の病気(メニエール病や突発性難聴など)や脳血管の異常、自律神経の乱れなど、多くの原因が存在するため、まずは医療機関での検査を受けることが最優先です。
それでも「異常なし」と診断された場合や、薬による改善が見られない場合には、生活習慣や姿勢の見直し、そして首まわりのケアを見直してみる価値はあるでしょう。
日常のちょっとした不調が「当たり前」になってしまう前にケアが必要です。
ヘッドマッサージは、そうした“気づき”のきっかけになる施術です。
※1:日本自律神経学会ほか「頚性めまいに関する臨床的観察」
※2:厚生労働省 e-ヘルスネット「VDT作業と健康」
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-05-003.html)
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このブログの作成者
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
頭ほぐし専門店atama代表
江口 征次
Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
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