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オーナーブログ

ヘッドマッサージの効果を高めるために必要な「筋膜」の理解

2025年04月18日 8時23分

頭ほぐし専門店atamaオーナーブログをご覧いただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門家の江口です。

今回は、ヘッドマッサージの効果を高めるために必要な「筋膜」の理解と題してお伝えします。

ヘッドマッサージやドライヘッドスパの技術を向上させるためには、筋膜に対する正しい知識が欠かせません。

筋膜とは、筋肉だけでなく、神経、血管、内臓、骨なども包み込む全身に張り巡らされた膜状の組織で、いわば身体全体をひとつにまとめている構造の一部です。

とくに頭部の筋膜は、顔や首、肩、さらには下半身の筋肉ともつながりを持ち、局所的な施術が全身に影響を与える可能性があります。

ヘッドマッサージにおいて「頭が軽くなった」「ツボに入った」「効いた気がする」と感じる瞬間、それは“トリガーポイント”へのアプローチによるものかもしれません。

トリガーポイントと関連痛のメカニズム

トリガーポイントとは、筋膜や筋肉にできた“過敏化した部位”のことを指します。
ちょっと触れただけでもズキンと響くような場所で、お客様が「そこそこ!」と感じる要因です。
実際、トリガーポイントの多くはツボと重なっており、約80%が一致しているとも言われています。

これらは、長時間の同じ姿勢(不動)や、同じ筋肉の繰り返し使用(酷使)などによって発生しやすく、特にPC作業やスマートフォン操作が多い現代人にとっては避けがたい問題です。
無表情な状態が続くことで表情筋が使われず、結果として頭皮まで硬くなるケースも多く見られます。

さらにトリガーポイントの特徴として、「関連痛」と呼ばれる現象があります。
これは、痛みの原因がある場所以外の場所にまで痛みを放つもので、たとえば肩のトリガーポイントが後頭部やこめかみに痛みを波及させることもあります。
放置していると、他の部位に新たなトリガーポイントが連鎖的にできてしまい、症状が広がる「負の連鎖」に繋がることもあります。

筋膜はがしと筋膜リリースの違いと使い分け

ヘッドマッサージの現場では、「筋膜はがし」と「筋膜リリース」という言葉がよく使われます。
一般的にはほぼ同義で使われますが、「筋膜リリース(release)」は“解放”という意味があり、「筋膜をはがした結果、解放される」というプロセスをイメージすると理解しやすいでしょう。

たとえば、ポンピング法のような積極的で力強い施術には「筋膜はがし」という表現が合います。
一方、施術の終盤に行う「頭蓋底リリース」は、お客様の自重を活かし、頭蓋骨と頸椎の接合部にある筋膜が自然に剥がれていくのを待つ、非常に繊細で静かなテクニックです。
このように、施術の目的と方法によって言葉を適切に使い分けることが、理解を深めるポイントになります。

戦略的手順と安全への配慮

効果的なヘッドマッサージを行うためには、施術の順番も非常に重要です。
たとえば、筋膜が十分に緩んでいない序盤で頭蓋底リリースを行っても、結果が出にくく、時間と労力ばかりがかかってしまいます。
逆に、序盤にある程度の圧を加えて筋膜をほぐしておき、終盤に自然と解放されるよう導くのが、最も効果的な「戦略的手順」と言えるでしょう。

また、過剰な圧や間違った施術は、筋膜や関節に負担を与え、場合によってはリスクにつながることもあります。
特に高齢の方や既往歴のある方は、頸椎や頭部への圧迫に注意が必要です。
ヘルニアや脊柱管狭窄症などに気づいていないケースもあり、自己申告のみに頼るのは危険です。

そのため、セラピストとしては常に慎重な判断と、必要に応じて医療機関への受診を勧める姿勢が求められます。

プロフェッショナルとしての心得

私たちセラピストにとって重要なのは、ただ手技を行うことではなく、身体の構造や状態を理解したうえで、「意味」や「意図」を持って施術することです。
筋膜に対する深い理解と、技術の使い分け、施術順の工夫、そして安全への配慮が、お客様の信頼と満足につながります。

「知識は持つが、無理はしない」「知っているけれど言いすぎない」「必要なら医療を促す」というモラルを忘れずに。
これが、プロとしての真のリラクゼーションセラピストの姿勢ではないでしょうか。

※このページの内容は、一般的な情報と記事作成者による経験をもとに作成しており、医療的アドバイスを提供するものではありません。健康に関する具体的なご相談については、専門の医療機関にご相談ください。また経済的な安定や増収増益、所得の増加を保証をする内容ではありません。

このブログの作成者
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
頭ほぐし専門店atama代表
江口 征次

Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
ヘッドスパ専門店atama代表

【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990

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