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オーナーブログ

歯ぎしりと食いしばり頭痛|ヘッドマッサージセラピスの勉強

2025年07月25日 8時10分

頭ほぐし専門店atamaオーナーブログをご覧いただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門家の江口です。

本日は、ヘッドマッサージセラピストとして知っておきたい「歯ぎしり」と「食いしばり頭痛」についてのお勉強です。

「朝起きたら顎が痛い」「睡眠は取ったはずなのに頭が重だるい」。
そんな訴えをするお客様がいませんか?

実はこのような症状の背後には、「歯ぎしり」や「食いしばり(ブラキシズム)」が潜んでいる可能性があります。

特にヘッドマッサージセラピスト(ヘッドセラピスト)にとって、この問題を正しく理解しておくことは、頭痛や肩こりといった症状を和らげる施術の質を高める上で非常に重要です。

歯ぎしり・食いしばりと頭痛の深い関係

歯ぎしりや食いしばりは、ただの「癖」ではありません。
現代人の多くが知らず知らずのうちに、強い顎の緊張状態を夜間・日中問わず続けており、それが慢性的な頭痛の要因となっているのです。
これを「食いしばり頭痛」とよんでいます。

大人の頭痛と「食いしばり」の関係
ある国際的な研究(Réusら、2021)によると、日中に無意識に歯を強くかみしめている人は、緊張型頭痛(頭が締めつけられるような痛み)を起こしやすいことがわかっています。
実際に、そういった人は頭痛になる可能性が5倍以上にもなるというデータもあります。

一方で、夜寝ているときの歯ぎしりについては、片頭痛との関係ははっきりしていないものの、朝起きたときの頭痛とのつながりがあるという研究結果も報告されています(Vieiraら、2020)。

子どもにも注意!睡眠時の歯ぎしりと頭痛のリスク
3〜6歳の子どもを対象とした研究(Bortoletto et al., 2017)では、夜間の歯ぎしりが頭痛のリスクを3.25倍に高めることが示されています。
家庭環境の変化(例:両親の離婚)なども歯ぎしりの誘因になることがあり、情緒的ストレスが引き金になると考えられます。

なぜ歯ぎしり・食いしばりが起こるのか?4つのストレス要因

「寝ている間なのにストレス?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はストレスは心理的なものだけではありません。

ストレスは次の4つの種類に分類できます。
・心理的ストレス:不安・緊張・睡眠不足など
・物理的ストレス:気温や湿度の変化、低気圧
・化学的ストレス:薬物、食品添加物、大気汚染など
・生物的ストレス:血糖の乱高下、鉄欠乏、栄養不良など


特に注目したいのが 夜間の低血糖(エネルギー不足)による生物的ストレスです。
睡眠中に血糖が下がると、身体はストレスホルモン(アドレナリンやコルチゾール)を分泌し、それが交感神経を緊張させ、歯ぎしりや食いしばりを引き起こす一因になる可能性があります。

歯ぎしり・食いしばりが引き起こす頭部・顎・全身への影響

ヘッドマッサージセラピスト(ヘッドセラピスト)にも知ってほしい内容として、歯ぎしり・食いしばりが引き起こす頭部・顎・全身への影響として以下のような症状が現れることがあります。
■ 額やこめかみの鈍い頭痛・圧迫感
■ 顎関節や側頭筋の痛み・だるさ
■ 首・肩の慢性疲労やこり
■ 睡眠の質の低下と朝のけん怠感
■ 顎関節症や歯の知覚過敏・摩耗


ヘッドセラピストができるサポートと施術のポイント

1. 顎関節・側頭筋・咬筋の緩和
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)では、咬筋や側頭筋への優しい圧を用いたリリースが効果的です。
首肩、後頭部などの温熱療法(ホットタオルの併用)も筋緊張の緩和に有効です。

2. 血糖バランスへの意識づけ
朝起きてだるさを感じる、間食をよくする人は血糖変動を抱えている可能性があります。
栄養面や食習慣のカウンセリングが可能であれば、低GI食品の摂取、夜間の軽いプロテインスナックなどの提案も有効です。

3. ストレスケア・リラクゼーションの提供
セロトニン活性が期待できるヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)や腸セラピー(腸揉みマッサージ)の提供や、日常で行えるセロ活の指導をする。
心理的ストレスを軽減するための施術環境づくり(香り・音・照明)など。

歯科医・医療との連携の重要性

お客様の症状が強い場合、以下のような医療連携も必要となります。
・歯科医による 噛み合わせ調整 や マウスピース作成
・頭痛専門医・顎関節症専門医への紹介
・栄養士・内科医とのチーム医療による低血糖管理


ヘッドセラピストは医療行為を行えませんが、気づきと橋渡し役としての存在が非常に重要です。

最後に

「なんとなく調子が悪い」「原因がはっきりしない頭痛や疲労」。
それはもしかすると、夜間の「はぎしり」や、無意識の「食いしばり」が関係しているかもしれません。

ヘッドマッサージセラピストは、身体と心の両面に寄り添う専門家です。
歯ぎしり・食いしばりの理解を深め、頭痛に悩む多くのお客様に寄り添うための知識を今こそ身につけましょう。

引用・参考文献
日中の食いしばりと緊張型頭痛の関連
Réus JC, et al. (2021).
「成人における一次性頭痛と歯ぎしりの関連に関するシステマティックレビュー」
▶︎ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34129658/

睡眠中の歯ぎしりと起床時の頭痛の関係
Vieira KRM, et al. (2020).
「睡眠時の歯ぎしりと朝の頭痛との関連」
▶︎ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32323305/

子どもの睡眠中の歯ぎしりと頭痛のリスク
Bortoletto CC, et al. (2017).
「幼児における歯ぎしりと頭痛の関連」
▶︎ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5702807/

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このブログの作成者
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
頭ほぐし専門店atama代表
江口 征次

Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
ヘッドスパ専門店atama代表

【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990

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