VDT症候群と広島のヘッドセラピスト
2017年10月17日 8時00分
広島県から「日本ヘッドセラピスト専門学院50時間コース」にご参加いただいている生徒さんがいます。このコースは50時間でヘッドマッサージの基本から応用、接客、サロン集客までをトータルに習うというものです。
普段は、リラクゼーションマッサージとは全く関わりがない一般企業でOLをされている2児の主婦さんなのですが、お勤めの会社の方針でこの度、ヘッドマッサージを学びに来られています。
50時間コースは、完全個人レッスンで受講生のペースに合わせて一つずつ疑問を残さないように丁寧に指導していますが、会社の期待がかかっているだけに、とても一生懸命に学ばれており、物覚えも良く順調に習得しているので私や助手を務めるatamaスタッフも安心しています。
受講生さんの会社でも、やはりパソコンなどのデスクワークが多ので「頭が疲れる・目が疲れる・肩や首がこる」などの、いわゆる「VDT症候群」があります。
パソコンやスマホ・タブレットなどの機器をVisual Display Terminalというのですが、VDT症候群とは、そのような機器を使い長時間の作業をしていると誰にでも表れる症状です。
10年ぐらい前までは、ほとんどの場合、お仕事で伴う症状として認識されていましたが、近年ではスマホの普及により若年化してきており、今では小学生からVDT症候群にかかっています。
スマホ病といった方がわかりやすいかもしれません。このブログをお読みの方も、そのお子さんたちも他人ごとではないと思います。VDT症候群はまさに現代病となっています。
その様な背景もあり、この度、新しい事業でヘッドマッサージを導入していくようです。まったくの別業界なので、リラクゼーションの「い・ろ・は」を一から十まで指導するにあたり、我々が、今までに当たり前に行っていた作業や慣習を言語化しているので私自身も頭の整理ができ楽しいです。
ヘッドマッサージの技術だけではなく、ちゃんとサロンを運営できるように卒後もサポートできればと思っています。
話を戻すと、VDT症候群の怖いところは、「頭が疲れる・目が疲れる・肩や首がこる」だけではなく、長期間続くと脳疲労を起こし、不眠症や鬱の原因になります。鬱がひどくなってしまっては社会生活に支障が出てしまい、お仕事の業績不振、人間関係の悪化を招きます。家庭生活でも夫婦喧嘩もすれば、無気力・無関心・すれ違い・離婚などで家庭崩壊にもつながります。そして、自分自身が無価値に思えたり(決してそんなことはないです…)生きる気力が無くなって最悪の結果を招きます。これは、決して大げさな話ではありません。
そのような方々がヘッドマッサージによる効果で少しでも本来の自分らしい生活に戻ればと想い、私もスクールで日々指導にあたっています。
VDT症候群・脳疲労による不眠症の改善や鬱病の防止は、ヘッドセラピストの使命となっています。
生徒さんからのお土産です。50時間もあるので何度も広島から大阪北浜会場までお越しいただいております。