不眠症に効くツボ
2013年08月01日 16時03分
日本では、成人の5人に1人が不眠症といわれていますが、自分自身で不眠症を自覚されている方は意外に少ないようです。
当店にお越しのお客様は、「頭が重い・眼が疲れる」などの理由でご来店されますが、お話を伺っていると不眠症(軽度)を併せ持っている方が非常に多く、また、自分で不眠症と知らずに過ごしているのが特徴です。
ヘッドマッサージは、頭・顔・首・肩・耳を細部までほぐしていく施術です。首から上には70個以上のツボがあり、自律神経系や不眠症に効果があります。
後日、リピートされたお客様には、「久しぶりによく眠れて目覚めが良かった。」「夜中に1度も目が覚めずに朝まで眠れた。」などの喜びの声をいただいています。
睡眠は、毎日行うもので頭(脳)と体の疲労回復に重要なことです。
ご自宅でセルフケアできるように不眠症のツボとツボの場所・ツボの効果を知って安眠にお役立てください。
ツボ押しの方法・ツボの見つけ方・探し方
まず、ツボは押さえると痛かったり、痛気持ち良かったりする所です。いきなりの強い刺激は禁物です。感覚の鋭い中指の腹の部分を使いツボあると思われる付近を少しずつ丁寧に探していきましょう。よく触ると「くぼみ」があるはずです。そのくぼみを抑えると刺激が走ると思います。それが、ツボに入ったという感覚です。力の入れ具合は、痛みが強すぎないように行ってください。不眠症の場合は特に、弱めの刺激でツボの周りも含めて大きく円を描くようにゆっくりとリラックスできる力加減と速度で行います。押さえ方がせっかちにならないように注意しましょう。
百会(ひゃくえ)
両耳と身体を真ん中で二分する正中線が交わるところにあり、不眠症以外にも頭痛や精神の安定などの効果があります。押さえる以外にも、軽くたたく(チョップする)のも効果的です。
安眠(あんみん)
乳様突起(耳たぶの後ろの骨)の下側約2㎝にあります。不眠症と頭痛を併せ持つ方は安眠のツボ周辺が硬くなっています。
不眠症以外の効果は、頭痛・眼精疲労・めまい・肩こりなど。
神門(しんもん)
耳の穴より上にある軟骨のところ。ストレスを抑えるツボで不眠に効果があります。食べ過ぎを防止できることから耳つぼダイエットで有名なツボです。胃の痛みやアレルギーにも効果あり。
心(しん)
耳の穴付近の平らなところにある精神のバランスを調整するツボです。すぐ近くには、脳の働きを活性化させるツボがあります。
不眠症に効くツボ(印堂・攅竹)
印堂(いんどう)眉間にあるツボです。精神を安定させる働きがあり不眠症に効きます。フェイシャルや顔ツボで印堂や額を施術するとスーッと寝入りに入るほどリラックス効果が高いツボです。頭痛や花粉症にもオススメ。
攅竹(さんちく)
目の疲れを取る代表的なツボですが、不眠症にも効果があります。眉毛の眉間に近いところにくぼみにあります。頭痛にも効果あり。
風池(ふうち)
後頭部の頭髪の生え際にある大きなくぼみにあります。肩こり・首こり・眼精疲労・頭痛に効果大。
精神安定にも効果があり不眠症の改善に欠かせないツボです。
不眠症解消のために知っておきたいこと
●夜寝る1時間前は、明るい部屋にいないこと。光の刺激で入眠の妨げになります。寝る前1時間は、明かりを薄暗くするようにしましょう。暗い部屋でパソコン画面を見るのもNGです。オススメは、ろうそくの明かりですが、火事になると大変…そこで、ろうそくの炎と同じ明かりを出すランプが市販されているので要チェック!また、炎の揺らめきは精神をリラックスさせる効果があるので不眠症に効果的です。
●アルコールを飲み過ぎないこと。
晩酌は適量なら良いのですが、飲みすぎると、アルコールの利尿作用から夜中に尿意を催し睡眠を中断せざるをえません。せっかく、お酒の力を借りて気持ち良く寝入りに入ったのに夜中に起きなければならないのは苦痛なので飲み過ぎに注意しましょう。
●夜寝る前に走る・筋トレなどの運動をしないこと。
心肺機能や筋肉をたくさん使う激しい運動は、交感神経を高ぶらせてしまい入眠を妨げます。とはいえ、運動は健康に欠かせません。できれば、早朝に行いたいですが、不眠症の方にとって朝一で運動するのは苦痛です。夜に運動をしてもよいのですが、必ずストレッチやヨガなどでクールダウンを行いましょう。神経の高ぶりが鎮まりリラックスすると同時に「今日も運動したぞ。」という満足感(達成感)で睡眠の質が向上するかも…
●熱いお風呂に入らないこと。
熱いと感じるようなお湯は、身体にとって攻撃的な刺激です。攻撃から身を守るために交感神経が高まります。もちろん、興奮状態のまま眠ることはできませんので熱いお風呂はNGです。38度ぐらいのぬるめのお湯で半身浴をするのがオススメです。肩が冷えて風邪をひかないようにシャワーも浴びながらお風呂を楽しんでください。バスルームの明かりにも配慮すると良いでしょう。
●ストレスを溜め込まないこと。
仕事がハード・悩みや考え事が多い・対人関係が苦手・なんとなく将来が不安という不眠症特有の症状をお持ちの方にとってストレスの回避は一番苦手なことだと思います。しかし、頭でグルグル考えても仕方がありません。ストレスは、行動で回避するのが一番です。自分の想いや悩み事を誰かに話すという行動。自分の考えを実行する・試してみるという行動がオススメです。失敗したり、恥をかいたり、笑われても「言ってよかった。やってよかった。」と最後はポジティブに。
●食事と規則正しい生活を送ること。
医食同源というように良い食べ物が未病を防ぎ健康な身体をつくります。バランスの良い食事を心がけてください。食べる時間帯も就寝の3時間以上前が良いとされています。お仕事や家事が終わるのは何時ですか?朝の起床時間は?そして、何時に寝るのがベストですか?規則がないと規則正しい生活はできません。ただし、不眠症の人にとっては「規則を守らねければ…」「○○時に寝なければ…」という感情が湧くとストレスになり逆効果になり兼ねないので出来そうなことから始めましょう。
今まで多くの寝むれないお客様に接してきましたが、「寝むれないと疲れがとれず気持ちまで沈んでしまうのがつらい」というのが皆様のご意見です。誰でも、毎日楽しく元気に過ごしたいと思うのは当然です。このページは、不眠症に効果があるツボ押しですこしでも快適な生活を過ごす手助けになればと思い作成いたしました。
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